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【地方移住者のホンネ】なぜこんなへき地で薬局を開業したのかを聞いてみた

地方移住を真剣に考えた場合、一番気になるのが「仕事」の問題。

現実として、都会に比べると地方には全くもって華やかな「仕事」がありません。

「やりがい」や「情熱」を持たれてみえることはとても素晴らしいことですが、実際に何年か過ごしてみたらこんなはずじゃ・・

なんてことも。

 

そこで今回、実際にぼくの住んでいる町に移住して開業された「薬剤師の夫婦」に取材をしてみました。

ぶっちゃけどうしてこんなところに来たのか?

後悔はしていないのか?

話を伺うにつれて、今の地方移住者の “ ホンネ ” がみえてきました。

 

 

 

目次

 

なぜこんなへき地で薬局を開業したのか ~地方移住者のホンネ~

今回取材させていただいたのはこちらの薬局。

荘川薬局」さんです。

4年前に夫婦で移住&開業され、地元の町おこしにも積極的に携わりながら薬局を営むこの町になくてはならない存在になっています。

うちの子も風邪を引いたときには診療所で処方箋を受けとり、こちらで薬を出してもらいました。

子どもなんかは病気にかかりやすく、しょっちゅう具合が悪くなります。

そんな時に近くに信頼できる薬局があり、顔を見ながら薬が受け取れることで、こんな地方でも安心して暮らしていけます。

 

いつもお世話になっている薬屋さんです。

 

 

移住された方のプロフィール

 

 旦那さんは、神奈川県出身。

34歳。薬剤師。

身長が180センチと大柄で白衣を着ているので、子どもに怖がられる(笑)

人に気を使いすぎるほどのお人よしで穏やかな人柄である半面、休みの日も患者さんのデータ管理に励むほどのストイックさを兼ね合わせている。

高校時代は「RADWIMPS」の野田 洋次郎と同じバスケ部に所属していた。

 

【好きなもの】バスケット、音楽、カエル

 

 

 

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奥さんは、愛媛県出身。

薬剤師。

おしとやかで、みかんのようにすてきな笑顔がチャームポイント。

じつは旦那さんよりも薬剤師のキャリアが長く、豊富な知識を持ち合わせている。

 

【好きなもの】薬草、バスケットボール観戦

 

 

薬剤師という仕事について

 

みなさんは薬剤師という仕事についてどのくらい知ってみえますか?

 

薬剤師という資格は 国家資格 であり、簡単に取れるものではありません。

医療に関する専門的な知識が必要になる為、大学で6年制の薬学部の課程を修了し、その後の国家試験に合格した者だけが資格を得ることができるのです。

 

ぼくは4年制を修了したあとに資格を取りました。 今とはちょっと制度が違ってたからね。

 

ちなみに、現在はしっかりと6年制の薬学部を修了しないと試験が受けられません。

 

私と旦那は同じ静岡の大学で学びました。

 

近年では試験の 合格率は70% くらいで簡単なようにみえますが、まず試験を受ける前提条件が厳しい(薬学部を6年間しっかり勉強しないといけない)ため、決して簡単ということではありません。

 

 

登録販売者との違いは?

 

最近では 登録販売者 といった資格をもってみえる方が増えてきているのを御存じでしょうか?

登録販売者とは薬剤師という資格をもっていなくても 医薬品の販売ができる 公的資格のことです。

2009年に薬事法が改定されたことにより誕生した資格で、医薬品の販売規制をゆるくして、ドラックストアやコンビニやスーパーなどでも市販薬の取り扱いができるようにしたものです。

ですので、街中の一般のお店でよくみかける市販薬は主に登録販売者という資格をもった方が販売に携わってみえます。

登録販売者の資格は誰でも受験することができますが、2年間の実務経験がないと実際の販売に携わることはできません。

 

また、登録販売者は公的な資格ではありますが、薬剤師とは違って、

 

・処方箋は取り扱えない

・第一類医薬品は販売できない

 

といった制限がありあます。

 

登録販売者は 市販薬の販売がメイン であり、調剤などの専門的な業務は行えません。

 

その点、薬剤師のいる薬局では専門的な知見からアドバイスしてくれたり、患者さん1人1人に合ったお薬を出してくれ、わたしたちの健康をサポートしてくれます。

やっぱり薬は信頼できるいきつけの薬局でお願いしたいですよね。

 

ちなみに、ドラッグストアでも薬剤師がいる店舗のみ処方箋を取り扱うことができます。

 

 

実際にインタビューしてみた

 

 

お忙しい所すみませんが、よろしくお願いします。

 

とんでもない!ノリくんこそわざわざ時間とって来てくれてありがとう。

 

(ホントにいい人だな)

 

 

起業を選んだワケ

 

まずはじめに、どうして薬局を自分でやろうと思ったんですか?

 

うーん、一番は自分の 好きなようにできる ところかな。

 

旦那さんと奥さんは大学を卒業したあと、それぞれ別の就職先に勤めていたそうです。

 

ぼくは群馬にある医薬品メーカーに勤務してました。

 

わたしは地元の愛媛にある薬局に勤めていました。

 

そんな2人が起業を思いたったワケは、お互いに自分が薬剤師としてやりたいことの願望が根底にありました。

薬学というものはどうしても対物業務になりがちで、相手の顔が見えない分野であるそうです。

実際にどんな患者さんが服用するのか?

本当に患者さんのためになる効果が得られたのか?

そんな相手の見えない仕事になにかしらの違和感を感じてみえたそうです。

 

実際の現場で、患者さんとの親密な関係を築ける医療を目指したかったんです。

 

そこで、大学からお付き合いのあった2人が “ 自分たちのやりたい薬局の姿 ” を追い求めて起業に至ったというワケです。

 

 

なぜ地方で開業したの?

 

どうしてこの「荘川町」を選んだんですか?

 

それは本当にたまたま(笑) 開業する場所を探してて、知人からすすめられたところがここだった。

 

同業者で知り合いがいる地域だとやりづらい面もあって。 全く知らない所の方がやりやすいこともあるのよ。

 

大手の薬局が参入してこれないようなところで、自分たちの小回りのきく薬局が必要な場所を探していたところ、この場所に行き着いたようです。

ちなみに、薬剤師会の中にたまたま「荘川町の出身」の方がみえて、すごく親切にしてもらったことも印象に残っているようでした。

2人の理想の薬局がこの地に開かれたことは、まさに偶然の賜でした。

 

 

やりがいは?

 

地方での薬局のやりがいってどんなとこですか?

 

患者さんとの距離がものすごく近いところ。 1人1人の悩みを親身になって聞けるし、相談してくれたことを解決できたときはすごく嬉しいよね。

 

この町には薬局というものが今までありませんでした。

そこへ2人がきてくれたおかげで、高齢者の方やその家族の方がこの薬局へよく薬を取りに行くようになりました。

こんな田舎にちゃんとした薬局があるのってものすごく心強いこと。

そんな風に 患者さんとちゃんと向き合うことができる 医療にとてもやりがいを感じてみえるようです。

 

窓口で旦那さんが座っているイス。子ども用のものすごく小さなイスに座ることで相手と目線合わせることができるという。(旦那さんは身長180センチの大柄)

 

血圧測定だけでも、気軽にフラッと入ってきてくれるような薬局にしたいんです。

 

高山市は昨年の段階で 高齢化率 ※1 が32%くらい。

その中で、荘川町は今年の4月で41.3%と市内で2番目に高い水準になっています。

高齢化が進む地方では健康に対する意識も高くなります。

きっとこの薬局を通して、みんなが健康に対する正しい知識や、薬とのよい付き合い方ができるようになることでしょう。

 

2人のおかげで荘川町の平均寿命がもっと伸びるかもしれませんね。

 

 

※1 高齢化率・・ 65歳以上の高齢者人口が総人口に占める割合

 

 

年収はどのくらい?

 

年収はどのくらいですか?

 

いや、全然ないよ(汗)

 

薬剤師というと年収600万くらいの高年収といわれていますが、これは大手の薬局などに勤めた場合の数字であるようです。

この薬局の建物は借家であることから、賃貸料や高額の医療用機械の購入による支出も大きく、今のところは多くの利益がでる体質ではないようです。

 

医療用の遠心分離機。これを使うと短時間で均一に軟膏を混ざり合わせることができる。

 

起業をすると地方自治体から補助金が出る制度がありますが、ご夫婦は申請されなかったようです。

理由は業務が忙しすぎたから。

薬局の立ち上げにてんてこまいでそんな余裕がなかったみたいです。

 

あのときは忙しすぎて・・まあいっかって(笑)

 

補助金をもらっていないということは、本当にお金よりもやりたいことがあるからきたという証拠でもあります。

地方に「自分たちの薬局」を追い求めてきた裏付けですね。

 

ちなみに、高山市の場合は、

 

高山市特定創業支援事業補助金・・ 対象者1人に対して、100万円を上限に補助

「若者定住促進事業補助金・・高山市へU・I・Jターン就職した若者で、賃貸住宅・借家を借りられた方に対して、家賃の一部を補助

 

といった補助金の制度があります。 

 

 

生活面の苦労は?

 

田舎での生活で苦労することはなかったですか?

 

思ったよりは不便に感じることはなかったけど、買い物がちょっとね・・

 

確かに田舎暮らしにおいて、近くに買い物をするお店が少ないところがおおきなデメリット。

食品を買うのにも、休日に車で1時間ほどかけて市街地に行き、1週間分まとめ買いをしています。

昔から住んでいるぼくにとってはこれが当たり前になっているけれど、都会から引っ越してきた方は顕著に感じることだと思います。

 

 

薬品の仕入においても市街地から運送業者がその都度運んできてくれるので特に不便とは感じていないようでした。

 

白衣は宅配クリーニングを利用してるよ。

 

 

プライベートは何してる?

 

休みの日は何をしていますか?

 

うーん。やり残した仕事をしているか、名古屋とかまで医薬品の展示会を見に行ってるかな。

 

まじめか!

 

バスケットの試合を2人で見ていたりもするわ。

 

2人ともバスケットボール観戦がお好きということで、休日はNBAの試合を見ているそうです。

最近だと、日本人として唯一あのNBAでスタメン出場されている「八村塁」選手から目がはなせないんだとか。

バスケットの話になると旦那さんの目の色が変わり、日本人がNBAで活躍することがどれだけすごいことなのかを熱弁してくれました。

写真は「八村塁」選手が所属している「washington wizards」チームのパーカー。

旦那さんのお気に入りだそうです。

 

 

村芝居に参加されてどうだった?

 

この町の伝統である村芝居に参加してみてどうでしたか?

 

大変だった(笑)

 

 

旦那さんもこの地に移住してきたことでお声がかかり、毎年この村芝居に参加されています。

地方にきたからには当然、地域の付き合いにも顔を出さなくではいけません。

8月のお盆が過ぎたころから練習がはじまるんですが、本番までの約2週間は仕事が終わったあとに神社に集まり、連日深夜まで稽古に励むことになります。

ぼくも毎年参加していますが、はっきり言って大変です。

 

想像以上にハードだったけど、いい経験になったよ。

 

旦那さんは薬局だけに、「ヘパリーゼ」を差し入れに持ってきてくれたことがあります。

 

 

 

ぶっちゃけ地方移住したことを後悔してない?

 

ぶっちゃけ地方移住したことを後悔していませんか?

 

町の人が温かすぎてそう思ったことはないな。 これは本当に想像以上のいい環境だった。

 

わたしたちの決断に後悔はないわ。

 

この質問に対して否定的な答えは一切返ってきませんでした。

ぼくとしては多少なりともネガティブな答えが返ってくると思っていたんですけど。

2人ともが堅い意志を持ち、望んできてみえるということもあって4年たった今でも楽しくやり続けられているようです。

近所の人もとても親切に接してくれるようで、困ったことがあっても助けてもらえるという安心感があるとか。

地域の花壇の水やり当番も積極的に2人で参加しているみたい。

 

 

ネットで「田舎だとよそものにはゴミだしさせない」なんて書いてある地域もあるみたいけれど、ここは全くそんなことはなかったわよ。 みなさんものすごく優しい。

 

旦那さんは子どものころから全国各地に転々としていたんだとか?

 

そうだね。 ぼくは小さいころから親の転勤の都合でいろんなところに引っ越していた。 東北に住んでいたこともあったんだ。

 

その影響があって、移住することには抵抗感があまりないのでしょうか?

 

そうかもね。

 

旦那さんの父親は研究職をされていて、身近なところに様々な実験器具があったそうです。

幼いころからそういったものに触れる機会があったからこそ、化学的なものに興味を持ち今の薬剤師の仕事につながっているんでしょうね。

引っ越し慣れしているのもその影響でしょう。

幼少期の生活環境ってやっぱりその子の基礎となる部分を形成する大事な時期なんだと思います。

ちなみに旦那さんは勉強が大嫌いだったとか。

 

この町に来て、お酒のすごさだけは身にしみて感じたね。 みんな相当強い(笑)

 

地方の特徴として、何に対しても “ お酒 ” の付き合いが欠かせません。

地区の寄り合い、祭り、消防など。

通年の行事が終わった後にもなんだかんだで飲みの場が設けられます。

みんな本当にお酒が好きなんですよね(笑)

旦那さんはこの風習と、尋常じゃない酒豪たちとの出会いに衝撃を受けられたようです。

医療的にも飲みすぎは厳禁ですしね。

さすがの旦那さんも苦笑いを浮かべていましたよ。

 

 

「地域連携薬局」としての未来 

 

それでは最後の質問。 この「薬局」の将来の夢を聞かせてください。

 

「この地域だからできるもの」 × 「自分たちだからできること」 これをかけ合わせた薬局にしたい。

 

旦那さんは地域になくてはならない唯一の薬局を目指し、医療としてはもちろん、地域貢献にもつながる活動を行っていきたいそうです。

 

じつは、荘川薬局の お薬手帳 ※2 の表紙にはこの町の象徴である「荘川桜」が印刷されているんですよ。

 

これは旦那さんが町の観光協会にかけ合ってくれて実現したもの。

ちょっとしたことなんですが、これだけで地域の人の心をぐっと引き寄せますよね。

 

※2 お薬手帳・・自分が服用してきた薬の履歴を記載する手帳のこと。その人にとっての適切な薬歴管理ができ、場合によっては医療費が安くなります。

 

他にも、店内においてある市販薬は薬局に訪れるみなさんの要望がそのまま反映されているそうです。

地域の方が必要としているものを必要な数だけ。

 

こんなエピソードもあります。

ゴールデンウィークはこの辺りはまだ寒いため、バイクでこられた観光客の方がカイロを欲しがっていたそうです。

近くのコンビニは品替えの時期でカイロをおいていなかったそうですが、ここにはちょうど置いてあったので対応できたんだとか。

 

そういった本当に小さなニーズにも応えられるような、実際の現場に求められるものを提供しようとする姿勢は、まさに旦那さんの人柄そのもの。

 

 

わたしは薬草園をつくって、自分で生薬を育ててみたいわ。 そしてオリジナルの漢方薬をつくってみたい。

 

すてきな夢ですね!

 

せっかく自然が豊かな地域にきたわけですから、その地域の特徴を活かしたことができるといいですよね。

たとえ寒冷地であっても、その土地ならではの気候で育つ「生薬」があるようです。

地元でとれた薬草を使った漢方薬があったら飲んでみたいですよね!

 

 

すでに、お隣の飛騨市では「薬草フェスティバル」なるものを開催していて、日々に薬草のある暮らしをテーマに、ワークショップや薬草料理を食べられる薬草ランチなどが行われているみたいです。

奥さんは同じ飛騨地方として、「薬草」に注目した先をいくイベントをやっていることにちょっとライバル心を燃やしているようでした(笑)

 

 

まとめ

 

 

今回は実際の地方移住者に「どうしてこんなへき地で開業したのか?」というテーマで取材してみました。

 

まとめるとこんな感じ。

 

 

【地方移住した理由】

 

・薬剤師として、実際の現場で患者さんとの親密な関係を築ける医療を目指したかった

自分たちのやりたい医療 を実現しようと思ったときに起業を思いつく

・場所は 大手の参入できないような 地方に行き着いた

・幼少期から引っ越しに慣れていた旦那さんは特に移住に抵抗がなかった

 

 

【4年たった今の現状・心境】

 

・生活面では 思ったほど不便ではない

・地域の付き合いは想像を超えていたこともあった(祭り、お酒の付き合い)

・地域の人たちは温かすぎた

・多くの利益を出すということに関してはちょっと難しい

・医療だけでなく、地域の人とのつながりや町おこしに貢献ができることにとてもやりがいをかんじている

まだまだやりたいことはたくさんある

 

2人と話していると、患者さんと話し慣れているからか、終始なごやかな雰囲気の中でリラックスして話すことができました。

またお互いが「薬剤師」という資格を持つプロであるため、とても医療に対しての自分の意志がしっかりあるという印象を受けました。

時には意見がぶつかり合う時もあるようですが、これも患者さん1人1人としっかり向き合い、投薬の最適解を追い求めているからこそ。

 

今の資本主義の時代は、競争し合うことで経済が発展していきます。

より多くの人たちの暮らしが便利になるものを生産して、社会に潤沢な利益をもたらす効果があります。

これによってぼくらの生活はものすごいスピードで便利になっていますよね。

しかしその反面、貧富の格差や環境問題がおきているのも現実です。

 

時代の流れには逆らえませんが、昔の人からすると便利を追い求めることで人とのつながりが薄れ、さみしい思いをされている方も多いはず。

何年か前に「ドライブスルー葬儀場」とか話題になりましたよね(笑)

窓越しにお焼香するやつ。

 

そんな流れの中、2人が経営する薬局は、人のつながりを大切にした 親密な医療を目指しています。

「便利さ」だけではなく「人間らしさ」を。

あえて時代の流れに逆行して、地方に価値をみいだしてくれたんでしょう。

自分たちのやりたい薬局の姿を思い描いた先に、地方の医療現場のニーズがあった。

それにしても本当によくこんな山奥の田舎まできてくれたものです。

 

もちろんぼくら地方の住民は大歓迎です。

よそもの扱いなんてとんでもない!

うちも祖父母から赤ちゃんまで家族ぐるみでお付き合いをさせてもらっています。

また一緒にみんなでご飯を食べたいね。

 

薬局の窓口に行くと「コロちゃん」と「ケロちゃん」が出迎えてくれます。

それはまるで遠い町からはるばるやってきたどこかの2人の夫婦のように、優しくにっこりとほほ笑んでくれています。

 

みんなの要望がそのまま反映された市販薬の陳列棚。

観光協会にかけあって作ったお薬手帳

患者さんに目線を合わせるための小さなイスに座る旦那さん。

 

この薬局はもうすでに地域に欠かせない唯一の姿になっているのではないでしょうか。