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ローカルな夏フェス 【 SHOKAWA YOUNG VIBES 】 若い人けっこういるじゃん!

【 SHOKAWA YOUNG VIBES 】というぼくの地元で行われた夏フェスについて紹介したいと思います。

 

目次

 

【 SHOKAWA YOUNG VIBES 】とは?

地元出身の若い世代が中心となって行う 夏フェス です。

商工会青年部が主催し、今年初めて行われることになったイベントです。

地元の若い子たちが集まれる場を提供しようということが目的で、このイベントが計画されました。

田舎出身の若い子たちは、学校を卒業してしまうとほとんどみんなが都会へと流出していってしまいます。

都会で生活しているその子たちがこの町に帰ってきたとき、みんなが集まれる機会が今までありませんでした。

「祭り」などの行事はありますが、伝統のある催しなだけにどうしても上の世代が中心になってしまいます。

町内の人口は減少する一方、それを支える大事な若い世代に対しての地元コミュニティの場ってなかったんですよね。

  

そこで、このイベントが発足したわけです。

若い世代の交流をもっと深めよう。

今どきのスタイルで若い子が主役の場にしよう。

ぼくらが主体的となってこの地域を変えていこう。

そんな目的で開催することとなりました。

 

チケット2,500円(1ドリンク付)、BBQは無料

17:00スタート。

受付で入場チケットが販売開始されました。

受付時にオリジナルタオルが1枚もらえます。

 

・大人1人2,500円(1ドリンク付)

・ビール500円(追加1杯につき)

・ジュースは300円

 

飲み物については地元で喫茶&Barを経営している「party HANA MEGANE(通称:パーハナ)」さんに提供していただきました。

 

・BBQは無料

 

BBQスペースではスタッフが無料のお肉・野菜を焼いていてくれるので、気ままに食べて飲んで楽しめます。

周りは同郷出身者ばかりだから、「久しぶり!」って声をかけ合って言葉を交わし。

お互いの近況を語る。

子ども連れの人も結構いて、同級生らに赤ちゃんを抱っこしてもらったり。

赤ちゃんを見つめる愛おしいまなざしは、親心とはまたちがう地域の仲間としての喜びに満ち溢れていました。

 

引き語りライブに聞き惚れる

18:00ころ。

地元のイクメンシンガーによる引き語りライブが始まりました。

長渕剛を歌わせたらこの方の右にでるものはいないでしょう。

がたいがよく、声がよく通る。

ギター一本でステージに立つ姿はみんなの注目を自然と集めます。

 

<今日のセットリスト>

・「とんぼ」長渕剛

・「しあわせになろうよ」長渕剛

・「さすらい」奥田民生

 

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最前列で子どもたちが聞き惚れていました。

ラストの曲「さすらい」は放浪の歌。

 

さすらいもしないで~このまま死なねぇぞ~

 

子どもたちがさすらって都会へと出ていかなければいいんですが。

でも、その後にまたここに戻って来てくれればいいか。 

 

子どもたち大はしゃぎ!

18:30ころ。

子どもたちが親元を離れて遊びだしました。

草むらに行ってうじ虫を見つけたり、追いかけっこしたりしていました。

子どもって何もなくても遊べちゃうんですよね。 

みんなが集まれば自然と笑顔がうまれます。

この会場にこの町に関わりの深い人たちばかりだから安心して遊ばせられます。

ここにいる大人たちも昔は君たちのような子どもでした。

草むらに入って虫をつかまえたり、かけっこしたり。

きれいな空気。澄んだ川の水。風に揺れる木々たち。

雄大な自然に囲まれてぼくらは育ちました。

きっとこの子たちの記憶の片隅にも、きらきらとした今日の風景が残り続けることでしょう。

 

ボルダリングができる

「OD・FARM荘川」の施設をお借りして開催しているので、屋内のボルダリングspaceを解放して使わさせて頂けました。

子ども用なので高さはありませんし、下のマットが分厚いので補助ロープ等がなくても大丈夫なんだそうです。

大人がやってもOK。けっこういい運動になります。

但し、飲酒した状態での使用はNGです。

外遊びに疲れた子どもたちがここに入って遊んでいましたよ。

普段はこの施設に入る機会がない為、貴重な体験をさせて頂くことができました。

 

ナイトモード突入

20:00ころ。

辺りは暗くなり、照明が灯りました。

クラブミュージックに合わせ踊る。

これが今の若い世代の楽しみ方。

BGMが流れていると自然に体が揺れ。

音が脳内に振動し、常に興奮した状態になります。

日常から非日常な空間へとシフトアウトしていく。

田舎の夜に都会的なレーザ照明が投射され、ハイブリッドな空間が出来上がる。

この不思議な空間にはいつからか繋がりが薄れていた地元の仲間たちがいる。

今はそれぞれ遠く離れて暮らしていたみんなが、会うことでまたこうしてつながり合える。

だって、ここで生れ共に育ってきたんだから。

夢中で草むらで虫をつかまえていたあの頃。

遠い昔の忘れかけていた古い記憶。

そんな愛おしい記憶がよみがえってきました。

今日はちょっとくらい夜ふかししてもいいよね。

きっとお父さんお母さんも許してくれるはず。

 

ダーツ大会開催

会場内のテントの一区画にダーツボードが設置され、1人100円で参加できるダーツ大会が行われていました。

「COUNT-UP」という単純に得点を積み上げていくゲームです。

誰でも楽しめるのがいいですよね。

50ポイントの中心円に入れるのがけっこう難しい。

たまにダブル・トリプルに入って得点が2倍・3倍になるのがおもしろいですね。

ただ、1のトリプルだった時はとかマジありえんかった。。

上位入賞者には商品がもらえました。

  

ドローン空撮中

上空に光る物体が・・

これは以前紹介した三島商店の店長さんのドローンが空撮しているもの。

店長の趣味で飛ばしてみえます。

 

きっとそのうち、この日の動画がYoutubeにアップされるはず。

編集作業ってけっこう大変みたいですけど頑張ってください!

ドローン酒屋 - YouTube

 

ミッドナイトステージ

22:00~

DJは同郷出身で都会のクラブで活躍している子です。

みんなが持ちよったCDから選曲し、最高に気持ち良く曲をつないでくれました。

懐メロ特集もやってくれて、中年世代も楽しめました。

ありがとう!

知っている曲がかかると嬉しくなりますよね。

気がつくと割とたくさんの若い人が会場内にいました。

ぼく思ったんですけど、

 

若い人けっこういるじゃん!

 

地元の田舎にもこんなに若い子たちがいたんですね。

今までこうやって集まることがなかっただけで、集まろうと思えばこんなにいたんじゃないですか。

女の子はすごく綺麗になってるし、男の子は割とそのままだったけど。。

みんな昔は子どもだったのにね。

そういえば、ぼくが小学6年生だった当時、小学1年生だった「R.Y君」が会場内で声をかけてくれたのが嬉しかったな。

1年間しか一緒に学校通っていないんだけど、覚えててくれたんだね。 

彼は昔の幼い面影がないくらい好青年に成長していました。

 

最後に

今回は先日行われた【 SHOKAWA YOUNG VIBES 】というぼくの地元で行われた夏フェスについて紹介しました。

今年初めてのイベントでしたが、大成功だったんじゃないでしょうか。

このイベントの主催者であるぼくの同級生に感謝します。

そして運営に携わってくれたみなさん本当にありがとうございました。

ぼくも少しでしたが準備を手伝わさせてもらいました。

 

初めて行動を起こすときは何事もエネルギーが必要です。

それは多くの人を動かすものになればなるほどより大きなものが必要になります。

戦争も、祭りも、デモも、ライブも。

世の中の集団行動の根底にはエネルギー源があります。

今回は何がその根源だったのでしょう。

何が主催者の彼をここまでつき動かしたのでしょうか?

 

間違いなく、それは 故郷への愛情 ですよね。

生れ育ったこの町。

子どもの頃から一緒にいた仲間。

はなればなれになっていた同じ故郷のみんなのこころを1つにしたかったんだと思います。

都会で暮らすのもいい、田舎で暮らすのもいい。

どこで暮らそうが人生は自由です。

だけど、故郷がなくなってしまったら寂しいですよね。

彼は故郷に残る人生を選び、故郷を守り続けています。

ぼくらも彼の熱意に共鳴してこうして運営に携わったわけです。

こんな風にもっとより若者が活躍できる場が増えていくといいなと思います。

 

参加したみんなの意識や行動、これからの人生に少しでも良い変化がうまれることを期待しています。

 

 

みなさんお疲れさまでした!

 

 

それではまた。