地元にある小さな図書館を紹介 ~セルフレジみたいに借りられる~
地元にある小さな図書館【 高山市図書館「煥章館」 】の荘川分館について紹介したいと思います。
うちの子どもたちはこの図書館が大好き。
休日は散歩がてらよく連れていってあげます。
この日もしぶしぶ子どもたちを連れていくことに・・。
そんなとある休日の風景とともに、この図書館の利用方法についても紹介していきたいと思います。
ととー。図書館行きたーい。
・・・
行きたーい!
(うう・・仕方がない)
目次
【 高山市図書館「煥章館」】の地元にある分館の場所は?
※総合センターというのは、高山市役所の本庁から分かれて業務をしている「支所」を含む複合施設ことです
いつも遊びにきてまーす。
利用時間について
【利用時間】
9:30~21:30
【職員滞在時間】
<月~金>13:00~17:00
<土・日>10:00~17:00
【休館日】
休館日については、こちらの高山市図書館のホームページよりご確認ください。
高山市図書館「煥章館」のホームページ ⇒ 荘川分館|高山市図書館
けっこう遅い時間まで開いているんですね
館内をのぞいてみよう
こんにちは。
はい、こんにちは。
図書館の中に入ると、まず職員の方が出迎えてくれます。
ぼくはいつも子どもたちを連れて行く常連客。
この日もいつものように挨拶を交わしました。
あのう・・急にすみませんが、この図書館の様子をブログに載せてもいいでしょうか?
ぼくは今回の取材(?)の許可を得るために、軽い気持ちで聞いてみました。
・・ち、ちょっとお待ちください。 (本館に電話)はい、なんか地域の情報発信で・・ブログに載せたいって・・
(焦り)(・・しまった変なこと聞いちゃったな)
本館からOKが出ました!大丈夫ですよ。
(感激)本当にすみませーん!ありがーとーござぁいまぁすう!
さすが、市が管理してみえる施設。
ブログに載せるのにもきちんと許可がいるんですね。
市の職員の方、お手間をおかけしてすみませんでした。
ちなみに、
・目的が「地域の情報発信」ということで許可をいただけた
・本には 著作権 があるので、表紙などの掲載はご遠慮ください
とのことでした。
本や音楽などは、著作権法で保護されています。個人で楽しむような非営利目的であればよいですが、無許可でアップロードすることは著作権侵害になってしまいます。
もし本などを載せたい場合は、直接出版社に問い合わせをする必要があるそうです。
また、amazonなどの商品リンクの写真は掲載してもよいとされているようです。
(余談ですが)
ちなみに、youtubeで市販の本の読み聞かせをしている動画がアップされているのを見かけますが、あれは法的にOKなのかな?と疑問に思います。
おそらく出版社に許可を取ってあり、広告収入を得ていないんでしょうね。
ということで、無事に館内撮影の許可をいただきました。
さっそく館内をご紹介していきたいと思います。
視聴覚コーナー(CD・DVDの貸出できます)
こちらでは、CD・DVDの視聴ができます。
貸出も行っていますが、「ディズニー」系の動画など一部貸出ができないものもあります。
館内にある視聴用ブースでは全て見ることができます。
雑誌コーナー
最新の雑誌やそのバックナンバーがおいてあります。
主婦にうれしい「レシピ」系や「旅行」「グルメ」に関するものがありました。
雑誌って、つい手にとって見てしまうんですよねー。
その他いろんな本
館内には様々な本があります。
・食品、料理(暮らし)
・趣味
・小説
・実用書(パソコンなど)
・歴史資料
・地理
・社会
この中でも歴史資料を手に取り見てみると、過去の「広報しょうかわ」が2冊ほどにまとめて製版されているものがありました。
昭和の白黒写真が載っている頃で、時代を感じさせます。
この広報には町内の人口が記載されており、一昔前は今の1.5倍の人口の数字が書いてありました。
これには驚きとこの町の未来への不安がつのるばかり。
その時代背景もあるんでしょうが、確実に人口が2/3まで減少していることが分かります。
歴史を知るという行為は、ある意味で未来を知る(予測できる)ことと同じ行為なんですよね。
もっと町の歴史を調べてみたくなりました。
館内を見てまわっていると・・
・・ん?・・そば?
そうです。この町といえば「そば」が有名なんです。
図書館に「そば」だけで本棚にスペースを設けてあるところなんて他にないですよね(笑)
これを見て研究すれば、立派なそば打ち職人になれるかも。
秋には毎年「そばまつり」が開催されています。
今年でもう10年目なんですね。
はやく、こっち行こーよ!
はいはい。
親子コーナー
やってきました「親子コーナー」。
子どもたちはこの場所が大好きなんです。
割と広いスペースにクツを脱いであがるので、おうちのような感覚で本を楽しめます。
乳幼児用のベッドもあります。
小さいお子さんがみえる方にはありがたいですよね。
ととー。これ読んで!
お、紙芝居か。いいよ。
絵本とは別に、紙芝居もそろっています。
1つずつビニールの袋に入って、大事に保管されている模様。
はじまりはじまりー。
紙芝居って読み聞かせたことありますか?
読む側の立場になってやってみると、けっこう面白いんですよ。
「ここは、すごく間抜けな感じで」
「ここは、半分まで紙を抜きながら」
とか、後面の文章の中に読み聞かせポイントが書いてあって、なかなか計算されて作り込まれていることがわかります。
相手の顔や反応を見ながら話すのって楽しいですよ。
紙芝居も貸出ができますよ。
えっ?!そうなんですか(´⊙ω⊙`)
一部のものを除き、バーコードが入っているものはあちらの「自動貸出機」で貸出の手続きをすることができます。
へぇー。じゃあ借りてみようかな。
本を借りてみよう
お!ここですね。
館内に設置してある「自動貸出機」の前にやってきました。
ここで本を借りる手続きができます。
やってみるー!
(追記)
このディスプレイには「本を探す」機能もあり、館内にない本でも市内にある別の分館から取り寄せてくれることができます。
また、借りた本は高山市内にある図書館(全10館)のどこへ返してもOKなんだそうです。
便利ですよね!
手順① 画面上の「本を借りる」をタッチ
画面がタッチパネル式になっているので、指で「本を借りる」ボタンをタッチします。
するとこのような画面になります。
手順② 図書利用カードのバーコードをリーダーに読ませる
次に「図書利用カード」をバーコードリーダーに読ませます。
「ピッ」
「図書利用カード」は飛騨地域の住民ならば発行することができます。
詳しくは窓口の職員までお尋ねください。
免許証などの身分証明書をお持ちくださいね。
※住基カードを持ってみえる方は、黒い方のリーダーにかざすことで利用できるようです。
手順③ 借りたい資料のバーコードをリーダーに読ませる
続けて借りたい資料のバーコードを読ませていきます。
本の表紙か裏面のどちらかに「高山市図書館のバーコード」が貼ってあります。
それを一つずつリーダーに読ませましょう。
「ピッ」
「ピッ」
なんだかスーパーのセルフレジみたいですね。
おもしろーい。もっとやりたい!
だめだめ。1人2冊までだよ。
えー。
ちなみに、一度に 10冊 まで 2週間 借りることができます。
うちではたくさん借りると管理が大変なので、1人2冊までと決めています。
子どもたちには内緒(笑)
手順④ 画面上の「完了」をタッチ
借りる資料を全て読ませたら、画面の「完了」ボタンをタッチします。
するとレシートがでてきます。
これで手続き完了。
すごく簡単ですよね。
ちなみに、このレシートは利用者の控えであって、この後使うことはありません。
借りたものを忘れないように覚えとしてとっておくようにしましょう。
返却するときは
図書館のカウンターにみえる職員へ渡しましょう。
私のところへお持ちください。
職員の方がみえないときは、この総合センターの入口にある「図書返却ポスト」へ返却しましょう。
【返却ポストの利用時間】
7:00~22:00
まとめ
今回は、田舎にある図書館【 高山市図書館「煥章館」 】のぼくの町にある分館について紹介しました。
田舎にある図書館。
行くと他の利用者の姿はなく、うちの親子が貸切状態で入り浸っていることが多いです(笑)
それでも、カウンターでは顔見知りの職員さんが温かく迎えてくれて。
まるで我が家のリビングのような感じでくつろいでしまいます。
都会にあるような大きな施設ではないけど、割と新しい建物で設備もしっかり整っている。
そこにはスーパーのセルフレジのような「自動貸出機」がある図書館でした。
もっといっぱい「ピッ」したかったなぁ。
ぼくもブログを書いていて思うんですが、文章というものは人に何かを伝えたいから書くものなんですよね。
伝えたいことがなければ、こんなに労力をかけて文章なんか書きません。
なおさら「本」として出版されているものには、著者の渾身の思いが込められていることでしょう。
万人に何かを伝えるということは大変なことです。
そんな中でも上手な著者は、人の心に響く言葉を巧みにつなぎ合わせていきます。
上手な文章には共感力があり、読み手に対して自分がその体験をしたような気にさせてくれますよね。
まるで著者の人生をちょっとだけ疑似体験したみたいに。
帰ろ。さよーならー。
とある歴史上の人物の名言にこんな言葉があります。
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ
サッカー選手じゃない方のビスマルクね。
これは、「 普通の人は自分の経験からしか学ぶことができないが、賢い人は他人の経験から学ぶことができる」という意味です。
しょせん我々は同じ人間。
生まれた国・宗教・環境が違うだけで、感情などの性質はみんなが共通に持ち合わせているもの。
だとすると、自分の経験だけを信じて判断するより、あらゆる他人の人生の顛末を知った上で判断した方が、よりリスクの少ない人生選択をすることができますよね。
より多くの情報を知っていた方が、分析の精度が高まるということ。
「本」を読むということは、自分の世界には無かった外の世界に触れることができる素晴らしいものなのです。
新たな世界の「1ページ」を開いてみましょう。
そこにはきっとあなたの人生の道しるべが書かれていることでしょう。
本当にすばらしい「本」というのは、読み終わった後にその人の行動を変えてしまいます。
ぜひ、この秋に読書をしてみるのもいかがでしょうか。
それではまた。