蜂の巣穴がなぜ6角形なのか知っていますか?そこに秘められた謎を調べてみました
ぼくが退治したスズメバチの巣をお見せしようと思います。
目次
蜂の巣穴は6角形の形状をしている
前回窓から手を出してスズメバチの巣に駆除スプレーをふきかけましたが、
スプレーをかけたことによって大半のハチは退治できました。
しかし、夜が明けてから様子をみてみるとまだ数匹が生き残っていて巣の周りを飛んでいました。
やはり巣ごと取らないといけないんでしょうね。
中から成虫になって出てくるやつがいるかもしれません。
これはちゃんと巣を取らないといけないなと思い、棒を使って落としました。
これがやっつけた巣です。
外壁の内側には4段の巣穴の層が入っていました。
まだ小さいですね。
外壁はきれいなマーブル模様をしていますね。
材料は枯れ木からかじり取った木の繊維を唾液のタンパク質などで固めたもので出来ているそうです。
和紙のような感じでもろく、とても軽いです。
働きバチはそれぞれ異なる材質の樹木を持ち帰って作業を行うため、材質の色の違いでこのような模様のように見えるようです。
巣穴の中にはまだ卵を産みつけられたあともありませんでした。
巣立った後かその前の段階のようです。
スズメバチは卵の状態から成虫になるまでに約1か月かかるといわれています。
・卵の状態で約5日間
・卵からかえって幼虫になってからは2週間弱
・サナギの状態で2週間
幼虫になってからは働きバチがせっせと餌をはこんできては育てていくようです。
ちなみに、働きバチはメスのみ。
オスはうろちょろしているなまけものです。
女王蜂のみが越冬して生き延びますが、その他のハチは死んでしまいます。
どうして6角形なのかを説明
ハチの巣穴ってきれいな六角形の形をしていますよね。
これはもともと「ミツバチ」が蜜をたくわえる蜜つぼとしての容積が最大になり、かつ蜜つぼの壁を作るのに使う材料が最小になるからだそうです。
ミツバチが最小限の労力で最大限の蜜をより多く貯蔵できる構造なんですね。
自然界で生き残ってきた進化の結果です。
ムダなものは淘汰され、効率の良いものが残っていく当たりまえの原理ですね。
しかしながら、スズメバチは蜜ではなく昆虫を肉団子にして幼虫に与え、成虫は幼虫から栄養をもらいます。
スズメバチに蜜は関係ないですよね。
ということは、六角形である必要はないと思うんですが・・
きっと進化の過程で形だけ残ったんでしょう。
人間界にも形だけ残って中身のないものいっぱいありますよね。
伝統や文化の中にも時代の変化によって必要がなくなっていくもの。
人は感情があるので、歴史があるものほど無くしていくっていうことが難しい生き物だと思います。
最後に。
生物が生きていく上で、進化を繰り返してきた過程があります。
逆にいうと変化に柔軟に順応してきたものだけが生き延びてきたとも言えますね。
ぼくら生物が生きていくためには変化に順応していかなくてはいけません。
より効率的に、よりかしこく。
ハチの巣穴が六角形になっているように。
これからの時代はAI市場が伸びていくことが分かっています。
ぼくたちの生活を便利にしてくれる反面、誰でもできるような仕事は奪われるって言われていますよね。
能動的に生き延びていくためには、自分が変わっていかないといけません。
自分の豊かな生活を守るのは社会でもなく、会社でもなく、自分自身です。
どのような戦略で生き抜くか。
スズメバチはより攻撃的に。
ミツバチはより効率的に。
ぼくは・・。
バランス良くかな(笑)
それではまた。