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【 例文記載あり 】 運動会の挨拶マニュアル ~地方のPTA会長はつらいよ~

田舎に暮らしていると必ず1度は経験するPTA会長の 運動会の挨拶 を マニュアル化 してみたいと思います。

 

(保育園・幼稚園の運動会を想定して書いています)

 

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目次

 

田舎のPTAと運動会の挨拶

 

田舎におけるPTAとの関わり

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PTAとは、≪ Parent - Teacher Association ≫ の略。

教育機関(保育園や幼稚園・学校)で組織された、保護者と教職員による社会教育団体のことです。

つまり 保護者と先生の会 ということ。

みなさん御存じですよね。 

 

ぼくの地元にある保育園のPTAは「めぐみ会」という団体名で活動しています

 

都会で暮らして見える方はあまり縁がないかもしれませんが、ここ田舎に住んでいると必ず1度はPTAの役が回ってきます。

なにせ今年は全児童で16人しかいないんですからね。

 

<2019年度 保育園の児童数> 

・年少 4人

・年中 8人

・年長 4人

ーーーーーーーー

 合計16人

 

年長と年少の学年にあたっては、4人です(悲)

ということは、この学年に子どもを持つ保護者は、子どもが中学3年生になるまでに4年に1回は役をローテーションしながら回していかなきゃいけなんですよね。

つまり、12年間で4年に1回はその学年の役が回ってくるとすると、この先3回は必ず役をしなきゃならないってこと。

数の子どもがいる家はもっと回数が増えますよね。

そりゃあ、田舎では地域や学校とのつながりが強くなる訳です。

 

その中でも、どこかのタイミングでPTA会長という学校一番の大役がまわってきます。

これも必ず1度は経験しなくてはならないもの。

 

ちなみに、来年はぼくがその会長になる予定です。(たぶん)

 

めぐみ会の「会長」はその年の年中の子をもつ親から選出される流れになっています。

この人数が少ない田舎では、次に誰がやるのかなんていうのは言わずとも分かってしまうんですよね。

 

来年はととがやるのー?がんばれー。

 

運動会の挨拶をマニュアル化

PTAの会長になると緊張するのが行事ごとの 挨拶 です。

これは避けて通ることのできない宿命ですよね。

ぼくは人前で話すのが苦手で、この事を考えると気が重くてしかたがありません。

 

会社の朝礼スピーチですら緊張して顔がこわばります(笑)

 

しかし、嫌なことから目をそむけてばかりいても何も変わりませんよね。

いっそのこと懐に飛び込んでしまった方が楽になるってこともあります。

ここは心をかためて精進せねば。

よし!

来年の運動会に向けて マニュアル を作ってしまおうかと思います。

ちょうど先日に保育園の運動会が行われましたので、その時に今年の会長が挨拶していたこと等を参考にしてみました。

 

・声のトーン

・言葉えらび

・話す流れ

 

ビデオで撮影したものを見返しながら研究してあります。

今後、このような挨拶をする機会がある方はぜひ参考にしてください。

これを見ればきっとステキなPTA会長になれるハズ!

 

 

大きく元気な声で!

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まず第一に、明るく元気な声で発声しましょう。

 

子どもはとても素直な性格です。

こちらが不安そうに話していると、子どもたちもネガティブな感情を抱いてしまいます。

逆にこちらが 明るく元気に 話せば、自然と子どもたちにも元気がみなぎってくること間違いなし。

 

「おはようございます!」

 

と気持ちよく挨拶してみましょう。

きっと鏡のように同じ熱量の返事が返ってくるはず。

 

おはよーございまーす!!

 

そのあとは、子ども目線で親しげに語りかけるようにできればより高感度UP。

これによって子どもたちの聞く態度も変わってきます。

そして周りの大人たちも感心して見ていることでしょう。

普段の大人社会での声のトーンでは通用しません。

明るく元気に。

恥を捨てましょう!

それが挨拶をはじめる上での第一歩です。

 

 

最初の挨拶テッパンネタ

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お決まりの 最初の挨拶テッパンネタ を入れてみましょう。

 

司会の先生に紹介されたら、PTA会長は整列している子どもたちの前に立ちます。

そして、まず第一声は、

 

「おはようございます」

 

と明るく元気に発声しますよね。

 

それに続いて、子どもたちも「おはようございます」って返してくれます。

このとき、ちょっと間をあけてから、

 

「あれ?なんだかいつもより元気がないな」

 

とワンクッションはさんでみましょう。

そして、

 

「もう一回元気よく、おはよーございます!」

 

と言いましょう。

 

これテッパンネタね。

 

これによって子どもたちはもっと大きな声で返事をしてくれます。

この言葉の間に、

「本番だから緊張してるのかな?」

をはさんでもよし。

子どもたちが大きな声を出すと場もなごみます。

 

おはよーございまーす!!

 

 

何事も始めが肝心です。

人によってはかなり抵抗がある方もいると思います。

でもよく考えてみてください。

この運動会の主役は子どもたちですよね。

子どもたちを立てるために、ちょっとくらい変な空気になっても親は身を投げ捨てて盛り上げ役に回るべきじゃないでしょうか。

 

村芝居の中で登場する三枚目の役のように。(おちゃらけたことをする役)

 

これができるのが大人っていうもんですよね。

全ては子どもたちのため。

変なプライドや恥を捨てて子どもたちの胸の内へ飛び込んでいきましょう!

 

おはよーございます ✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*

 

なんか、いつものお父さんと違う  ( ̄▽ ̄;)

 

 

ちなみに、村芝居というのは江戸時代から続く荘川町の伝統文化です。

 

 

言葉えらび

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言葉えらびも大事なポイントです。

子どもが 親しみやすい ように言葉を変換して言うようにしましょう。

 

<例>

ともだち ⇒ おともだち  

たくさん ⇒ いっぱい

とても ⇒ とっても

日   ⇒ お日さま、お天とさん

 

 細かいことですが、これによってけっこうニュアンスが変わってくるんですよね。

「とーっても丁寧にお話してくれるおじちゃん」という印象が与えられたならば、もう挨拶の内容はどんなことでもいいと思います(笑)

 

PTA界の「池上彰」を目指しましょう!

 

天気の話から入る

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当日の 天気について 話し出しましょう。

これは運動会の挨拶の定番ですよね。

けっして晴れていないとダメなんていうことはありません。

くもりや雨の場合は、そのあとのフォローする一言をいれることで十分に対処できます。

 

<例>

「今日はみんながまちにまった運動会です。

お空は(晴れ・くもり・雨)の天気になりましたね。

 

(当日の天気によって使い分け)

 

晴れの場合 ⇒ きっと、お天とさんも運動会を見たいって顔をだしてくれました」

 

くもりの場合 ⇒ お空はくもりですが、雨が降ってこないようにみんなのパワーでお空のくもを吹き飛ばしてやりましょう」

 

雨の場合 ⇒ 残念ながらお外は雨が降ってるけれど、この雨音に負けないくらいの大きな声を出し合ってがんばろうね」

 

この3パターンを押さえていれば、当日の天気に合わせて使い分けるだけですね。

 

台風の後だったら、みんなの力でやっつけたことにしましょう(笑)

 

子どもたちのやる気を高める

子どもたちに やる気がわいてくる ような話をしてあげましょう。

 

<例>

「みんな、今日のために暑い日もがんばって練習してきましたね。

そのがんばった成果をぜひおうちの人たちにいっぱい見てもらいましょう。

緊張するかもしれないけど大丈夫!

ここにいるお父さんお母さん 全員がみんなのことを応援している よ。

赤組も白組も負けないようにかけっこや玉入れを頑張ってね。

でも一つだけ約束しましょう。

もし、転んだり負けたりしてもくじけないこと。

最後はみんなが笑って終われるようにがんばろうね」

 

みたいな感じがいいと思います。

 

<序盤>

子どもたちは今日のために練習してきてますから、その苦労をねぎらってあげましょう。

 

この人、練習のこともちゃんと知ってるんだ。

 

 <中盤>

子どもの中にはとても緊張している子もいます。

この会場にいる人たちみんなが温かく見守っていることを伝えましょう。

 

そっか。みんな味方なのか!

 

<終盤>

本番ということで熱が入りすぎてしまう子もいます。

少し注意を促すんですが、「約束をする」ということで子どもたちの意識の中に残るようにましょう。

 

ぼくたちはくじけないぞ! がんばろー!!

 

 

来賓、保護者、先生方への一言

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この会場にいる 大人たちへの一言 も忘れずに。

<例>

「それから、この会場に応援にかけつけてくださいました御来賓、ならびに保護者の方々。今日は温かい声援、力一杯の拍手をお願いいたします。

そして最後に、いつも子どもたちを見てくださっている保育園の先生方。今日はどうぞよろしくお願いいたします」

 

保護者にケガの注意喚起をしてもいいですね!

 

えいえいおー

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最後に子どもたちと一緒に掛け声をして締めましょう。

 

 <例>

「じゃあ最後に、みんなで えいえいおー をしておわりましょう。それではいくよ。えい、えい・・」

 

おー!

 

これによって締まった感がでますよね。

 

 

まとめ

今回はPTA会長の運動会の挨拶をマニュアル化してみました。

 

まとめるとこんな感じ。

 

・明るく元気な声で発声

・子どもが 親しみやすい言葉を使う

・最初の「おはようございます」でテッパンネタ

・天気の話から入る

・子どもたちがやる気がわいてくるような話

・会場にいる大人たちへの一言も忘れずに

・「えいえいおー」で締め

 

<例文>

「おはようございます。

・・・

あれ?なんだかいつもより元気がないな。

本番だから緊張しているのかな?

もう一回元気よく、おはよーございます!

はい。

今日はみんながまちにまった運動会です。

お空は(晴れ・くもり・雨)の天気になりましたね。

(当日の天気によって使い分け)

(晴れの場合)きっと、お天とさんも運動会を見たいって顔をだしてくれました。

(くもりの場合)お空はくもりですが、雨が降ってこないようにみんなのパワーでお空のくもを吹き飛ばしてやりましょう。

(雨の場合)残念ながらお外は雨が降ってるけれど、この雨音に負けないくらいの大きな声を出し合ってがんばろうね。

みんな、今日のために暑い日もがんばって練習してきましたね。

そのがんばった成果をぜひおうちの人たちにいっぱい見てもらいましょう。

緊張するかもしれないけど大丈夫!

ここにいるお父さんお母さん 全員がみんなのことを応援しているよ。

赤組も白組も負けないようにかけっこや玉入れを頑張ってね。

でも一つだけ約束しましょう。

もし、転んだり負けたりしてもくじけないこと。

最後はみんなが笑って終われるようにがんばろうね。

それから、この会場に応援にかけつけてくださいました御来賓、ならびに保護者の方々。

今日は温かい声援、力一杯の拍手をお願いいたします。

そして最後に、いつも子どもたちを見てくださっている保育園の先生方。

今日はどうぞよろしくお願いいたします。

じゃあ最後に、みんなで えいえいおー をしておわりましょう。

それではいくよ。えい、えい・・おー!」

 

 

実際は緊張すると思いますので、この通りにできるかは分かりません。

しかし、こういった流れを頭に入れておくことが大事です。

話の骨ぐみとがしっかりしていれば、内容がどうれあれ聞く人はしっかりした挨拶に聞こえるものです。

細かい内容はその場で出てくるなんていう人も多くいますよね。

 

ぼくはセリフを全部覚えていく派です。 「村芝居」でもアドリブができないんですよね(涙)

 

実際に何を話したかなんて覚えていないものです。

どちらかというと、その人の話す声のトーンと立ち姿が印象に残りますよね。

とりあえず元気よく堂々としていればよい印象を与えられます。

 

田舎で子どもをもつ親には避けることのできないこの役目。

やるとなったら覚悟を決めて取り組みましょう。

全く0から立ち上げるのではなく、これまでに何人もの人がやってきたこと。

誰だってできるはずです。

 

 

これからPTA会長をされる保護者の方。

ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

共に地元の子どもたちのために頑張りましょう!

 

 

それではまた。